腎臓リハビリテーション指導士って情報が少なくてどうやって勉強すればいいかわからないんだけど、実際どうやって合格したの?
現在のところそんなに難しい試験でもないですが、それでも合格率は100%ではありません。一発合格のための勉強方法を解説します!
こんにちは となりの理学療法士 keiです!
腎臓リハビリテーション指導士というのは比較的新しい資格で
まだ試験自体も2回しか行われていません
そのため過去問などもなくどうやって勉強すればいいのか不安な方も多いと思います
僕は1回目の試験で合格したのですが、やっぱり情報が少ないので不安が大きかったです。受けてみたらそんなに難しくはなかったんですけどね。
今回は腎臓リハビリテーション指導士の受験を検討している方へ向けて
試験合格のための勉強法や具体的にここを勉強しておくと良いよって言うことなどを解説していこうと思います
ちなみに腎臓リハビリテーション指導士に関してはこちらの記事をご覧ください
- 腎臓リハビリテーション指導士の受験を検討している方
- 腎臓リハビリテーション指導士の試験を控えている方
- 腎臓リハビリテーション指導士合格のための勉強方法
- 試験に出やすそうな問題
実際に試験を受けた経験をもとにしているので安心してご覧ください!
腎臓リハビリテーション指導士合格のための具体的な勉強方法
勉強を始めるのは2〜3ヶ月前から
認定試験は腎臓リハビリテーション学術集会に続いて行われるので
例年だと3月頃に試験は実施されます
なのでだいたい年明けを目安に勉強を始めると良いと思います
なんとなく区切りもいいですしね
正直に言うと試験合格だけを考えると1ヶ月前くらいでも良いんじゃない?
とも思います
現状はそれくらい試験は簡単です
今後指導士の人数が増えてくると難易度も上がってくると思うので
2〜3ヶ月は時間をとっておくと良いと思います
腎臓リハビリテーションガイドラインを中心に勉強する
基本的にはガイドラインから主に出題されます
なのでガイドラインは持っていたほうが良いです!
そしてガイドラインの内容はしっかり理解しておくことが望ましいです
ただガイドラインは内容的には少ないので他の書籍で補助しながら勉強をすすめるのがおすすめです
おすすめはこの本ですね
この本は腎臓リハビリテーションについてとても詳しく解説されています
基本的にはこの腎臓リハビリテーションを読んでから
ガイドラインで重要ポイントを確認していく
この順番が効率が良いのではないかと思います
- 試験の2〜3ヶ月前から勉強を始める
- 腎臓リハビリテーションなどの参考書を読むことから始める
- ガイドラインでポイントを確認する
腎臓リハビリテーション指導士試験で出やすい問題
ガイドラインから抜粋して試験問題になりやすい部分を紹介します
最終的には今から紹介する部分はしっかり復習しておきましょう
実際にガイドラインと照らし合わせながら読んでいただけると理解しやすいと思います
CKDの重症度分類
CKDの重症度はCGA分類で表されます
C(原疾患:cause)
G(腎機能:GFR)
A(アルブミン尿)
この重症度の区分はしっかり覚えておきましょう
ポイントは透析患者さんはD(dialysis)をつけるということです
運動負荷試験の禁忌/中止基準
これは心臓リハビリテーションガイドラインと同様です
絶対的禁忌と相対的禁忌、中止基準まで覚えておきましょう
栄養状態の評価
腎疾患で特徴的なものとして
protein-energy waisting(PEW)というものがあります
このPEWという状態とその診断基準については
腎疾患に特徴的であるので注意しておいたほうが良いですね
生活習慣病に対する運動療法の適応と禁忌
数値による区分は理解しておきましょう
特に禁忌に関してはしっかり覚えておきましょう
保存期CKD患者の運動療法施行時のリスク管理
- 動脈硬化症(特に心臓)
- 糖尿病の合併症
- その他(腎機能低下に伴う症状)
臨床でも試験でも重要ですね
CKD患者に推奨される運動処方
有酸素運動とレジスタンストレーニングそれぞれ対して
- 頻度
- 強度
- 時間
- 種類
いわゆるFITTに基づいて覚えておきましょう
特に強度(intensity)はカルボーネン法や自覚的運動強度など
負荷強度の設定方法までが重要です
CKD患者に対する歩数計を用いた非監視下運動療法
歩数計をもとにした指導が有効とされていますがその中でも
目標歩数の検討について
1日500〜1000歩の増加を目標とする
ここを覚えておきましょう
透析患者に対する身体機能と身体活動量の評価および運動療法・指導のフローチャート
これは試験関係なくすごい重要です!
もちろん試験でも重要なので今回紹介してるんですけどね
臨床でもこのフローチャートをしっかり理解して介入できると良いかと思います
透析患者に対する運動療法・指導の具体例
有酸素運動の運動時間・運動頻度・運動強度
保存期CKD患者さんと透析患者さんとの違いが混同しないように
気をつけて覚えておきましょう
まとめ 腎臓リハビリテーション指導士試験の勉強方法を出題されやすい問題まで解説
- 勉強は試験の2〜3ヶ月前から始める
- ガイドラインをもとに勉強
- ガイドラインともう1冊詳しめの本があるとより良い
- 最後はガイドラインでポイントを確認
- 事前講習会でポイントのおさらい
実際に出題されやすいポイントまで紹介しましたが
もちろん他の部分から出題されることもあります
ガイドライン全体はおおまかにでも把握しておくことが望ましいです
あとは事前講習会もあるのでそこで試験前にポイントを教えてもらって
試験直前はそのポイントを重点的に復習しておきましょう
試験自体は現在のところ簡単で合格率も非常に高いので
適切に対策を行っていれば合格は難しくないはずです
いつから試験が難しくなるかわからないので
興味がある方は今のうちに取得しておくと良いかもしれないです!
それでは
今回もここまで読んでいただきありがとうございましたー!