心臓リハビリテーション指導士はどうやったら取れるの?
今回は心臓リハビリテーション指導士の取り方を解説します!
こんにちは となりの理学療法士 keiです!
前回僕の持っている資格について紹介しましたが
心臓リハビリテーション指導士というのは
心大血管疾患に対するリハビリテーションに対して専門的な知識がありますよ
っていうのを証明する資格です!
この記事では
- 循環器に関わる理学療法士の方
- 心臓リハビリテーション指導士に興味がある理学療法士の方
へ向けて
- 心臓リハビリテーション指導士をとるメリット
- 心臓リハビリテーション指導士取得手順
について解説します!
- 循環器に関わる理学療法士の方
- 心臓リハビリテーション指導士に興味がある理学療法士の方
- 心臓リハビリテーション指導士をとるメリット
- 心臓リハビリテーション指導士取得手順
実際に僕が心臓リハビリテーション指導士を取得した経験に基づいて
解説するので安心してご覧ください!
心臓リハビリテーション指導士をとるメリット
心臓リハビリの勉強になる
理学療法士は運動系の専門家であるので
心リハでもやはり運動療法が第一って感じになっちゃいます
実際に僕も運動療法だけしか勉強してなかったですね
ですが心臓リハビリは栄養や心理、薬剤など包括的な介入が求められます
理解してはいたんですけど興味がわかなくてなかなか勉強する気にならなかったんです
でも心臓リハビリテーション指導士の試験を受けるには運動療法以外も勉強しないといけません
なので無理やり勉強することができます!
試験目的で勉強を始めたとはいえ理学療法士として患者さんに接する上で視野が広がると思います
転職のとき有利になる可能性がある
心臓リハビリテーション指導士は転職のときに有利になる可能性があります
その理由としては
- 医師を含め多職種が取得する資格であること
- 施設基準に必要になる可能性があること
この2つの点が挙げられます
①に関しては
純粋に知名度が高く認知されているということは転職で強いです
勉強する人なんだなしっかりしてるなという印象を与えられます
②に関しては
簡単に言うと心臓リハビリテーション料をとるには心臓リハビリの経験のあるスタッフが必要なんですけど
その経験の証明が心臓リハビリテーション指導士になる可能性があるということです
心臓リハビリテーション指導士がいないと心臓リハビリができないってことになれば需要は高まるはずです
また心臓リハビリ学会のホームページでも心臓リハビリテーション指導士の求人募集が出ているので
求人を幅広く探せるのもいいですね
スタッフや患者さんからの信頼度が上がる
病院だと医師や看護師からの信頼にも繋がります
もちろん専門知識があるということは患者さんの安心材料にもなります
日常業務を円滑にするためにも良い資格なのかもしれませんね
心臓リハビリテーション指導士を取得する手順
前提として以下の条件があります
- 医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技士、臨床心理士、作業療法士、健康運動指導士しか受けれません
- 心臓リハビリテーションの実地経験が1年以上または心臓リハビリテーション研修制度を受けている
それでは取得の手順を解説していきます!
心臓リハビリテーション学会に入会する
- 受験の申請時に学会に入会している
- 入会して2年経過している
受験するにはこの条件を満たさないといけないです
もし今後心臓リハビリテーション指導士を取りたいなと
考えている方がいればはやめに入会しておきましょう!
申請書類を送る段階で2年経過していないといけないので
毎年4月中に応募書類を送付することになるということで
入会は3月中にしておくと安心かもしれません!
応募書類を作成する
- 表紙チェックリスト
- 受験・講習会受講申込書
- 所属長の推薦書(実務経験証明書を兼ねる)
- 自験例報告書 10症例
- 理学療法士など資格免許証の写し
- 受験用顔写真
- 研修制度を利用したときは受験資格認定証のコピー
これらを準備します
所属長の印鑑が必要なので早めに準備しておくと良いです
自験例報告は毎年書式が少しずつ違っていたりするので
受験する年の書式が公表されてから作成しましょう
だいたい3月ころに公表されたかと思うので作成期間は1ヶ月ほどかと思います
どの症例を提出するかくらいは決めておいたほうが良いと思います
自験例報告書のポイントはこんな感じです
- 症例の疾患が偏っていない
- 運動負荷試験(CPX・6分間歩行など)を行っている
- 書式に沿っている
- 誰かが提出した症例のコピーではない
報告書を見る立場の先生に聞いてみたところ
コピーした症例かどうかはちゃんと見ているらしいのでバレないと思ってやらないように注意しましょう!
郵送して書類選考結果を待つ
書類の準備ができたら期日までに到着するように送付しましょう
4月下旬が締切になるのでギリギリだと郵便配達の遅れとか不測の事態が起きる可能性があるので余裕をもって出したほうが安心です
送るときも特定記録郵便で出すと確実に届いたかを確認できるのでおすすめです!
無事に出せたらあとは書類選考の結果を待つだけです
すごい長く感じます
試験日の1ヶ月前くらいになるまで結果は来ないです
全然連絡無いけどって不安になりますけどもともと連絡が遅いので気長に待ちましょう
受験料の支払い
受講料 第1部 6,000円
第2部 4,000円
受験料 15,000円
一応第1部に関しては指定の講習会を受講していれば受けなくても良いんですが
事前講習会は1部2部ともに出ておくことをおすすめします!
なぜなら試験の問題や答えのヒントを教えてくれるからです
実際に講習会で覚えておいてって言われたところは全部出ました!
第1部の免除対象の講習会では絶対に教えてくれない内容になってますのでお金はかかりますけど両方とも受講申し込みしておきましょう
事前講習会の受講
少し前までは学会の終了後から講習会が始まり
試験日の早朝から第2部の講習会を受講することになるので体力的にけっこうきつかったです
でも学会と別日程になったので早朝から講習会が始まることは今後は無いのかなと思います
先生がここ覚えておくと良いよーとか
ここがポイントだよーとか
ここが試験に出るとは言わないけれど強調はしてくれるので
聞き漏らさないように注意
逆に言えばそういうポイントだけ聞きもらさないようにすれば大丈夫です!
受験
- マークシート方式のマルチプルチョイス
- 試験時間は60分で問題数は50問
選択肢の中から1つまたは2つの答えを選ぶ方式です
鉛筆またはシャーペンと消しゴムを持参しましょう
試験時間に対して問題数はやや多めなので時間管理は気をつけておいたほうが良いですね
腕時計は持っていったほうが良いと思います
合格率は60〜70%程度
合格点も60〜70点台くらい
過去問や事前講習会を受講していれば決して難しい内容ではないです
ただまったく勉強しないと難しいと思いますので
合格したければ勉強はしておきましょう!
合格発表
合格発表は心臓リハビリテーション学会のホームページで行われます
受験から1〜2ヶ月後には出ると思います
そして合格していれば認定証が送られてきます
まとめ 心臓リハビリテーション指導士取得のメリットと7つの手順を解説!
心臓リハビリテーション指導士を取得するメリットは
- 勉強になる
- 転職が有利になる可能性がある
- 信頼される
心臓リハビリテーション指導士を取得するための7つの手順は
- 心臓リハビリテーション学会へ入会
- 書類作成
- 書類の送付し選考結果を待つ
- 受験料の振り込み
- 事前講習会の受講
- 受験
- 合格発表
心臓リハビリテーション指導士を取得するメリットと手順を解説してきました
この手順を踏みながら試験勉強をしないといけないですが
基本的には過去問をやりながらテキストを読んでおくことですね
取得する過程も自分の身になる資格です
ぜひ取得を目指して勉強しましょう!
それでは
今回もここまで読んでいただきありがとうございました!