こんにちは となりの理学療法士 keiです
就職活動では病院見学は非常に重要です
病院見学の流れに関しては過去の記事でも解説しています
施設内の見学であったりリハビリ室内の見学っていうのは病院側主体で行われます
でも質問タイムはこちらから積極的に質問することが求められます
就活を始めたばっかりだと何を聞けばいいのかわからないと思います
そこでこの記事では
- 少なくともこれだけは聞いておいたほうがいい!
- 見ておいたほうがいい!
という病院見学のポイントを解説します
理学療法士を目指している方
就職活動を控えている方
病院見学で何を聞いたらいいかわからない方
病院見学で見ておいたほうがいいこと
病院見学で聞いておいたほうがいいこと
実際に病院で仕事をはじめて
いろいろな職場の話を聞いて職場選びの注意点はある程度理解しています
参考になると思うので安心してご覧ください
病院見学で見ておいたほうがいい4つのポイント
職員同士のコミュニケーション
見学の案内はだいたいがリハビリテーション部門のトップの方に案内されると思います
院内をまわるといろいろな職種の方とすれ違ったりします
その時挨拶がかわされるかどうか観察しておきましょう
特にリハビリ部門のトップが案内してくれる場合は
多職種との関係を見ることで病院内でのリハビリを含めコメディカルの扱いを知るヒントになります
病院によってはチーム医療の重要性が言われているこの時代でもコメディカルを下にみている病院があります
そういった病院で働くのはメンタル的にも良くないので気をつけましょう
なかにはただ無愛想なだけの医師もいるので病院全体の雰囲気を観察しましょう
病院の整理整頓がしっかりしているか
病院の新しいか古いかによって設備の綺麗さは変わってくるとは思いますが
整理されているかは別問題です
新しくても整理整頓が行き届いていなければ汚く感じます
整理整頓が行き届いている職場環境というのは
病院のシステム上の管理が整っているということです
病院内の医療安全委員などの活動がしっかり行われている証拠ととることができるからです
これは一つの病院だけではわからないかもしれないですが
いくつか見学に行くと比較しやすいと思います
リハビリスタッフの対応
リハビリ部門のスタッフはもし入職したら直属の先輩となる人たちです
病院内の環境よりもいっそう集中して観察しておきましょう
これは合う合わないは直感を頼りにしてもいいかもしれないです
怖い人がいそうだなとか
そういった自分の感じた印象が当たってたりします
その中でも観察しておくポイントがあるとすれば
やはり挨拶がしてもらえるかどうかだと思います
病院見学があるということはリハビリスタッフも認識しているはずなので
実際に出会った際にしっかりあいさつをしてくれるかどうか気にしておきましょう
緊張してると気づかないってこともあると思いますが重要なポイントなので心に留めておいてください!
笑顔で挨拶してくれる人が多いほど優しい人が多いはずです
入職したてはわからないことだらけなので
質問しやすそうだなーと感じる病院が自分に合う職場ではないでしょうか
リハビリの場面はどんな感じか
どんな感じかっていうとやや抽象的かもしれないですね
リハビリにはいろいろな手技が存在します
例えばボバース法であったりPNFであったりとかです
こういう手技を使用しているというのは学生の方にはなかなか気づきづらいと思います
スタッフがみんな同じようなことをしている場合は治療手技を統一している可能性があるので注意が必要です
否定をするつもりはないですが自分に合うか合わないかわからない治療法しか行わない病院に入職するのはリスクが高いです
もちろんその治療法がばっちり合う場合もありますが合わなかった場合がつらくなります
そうでなくても経験年数が少ないときは
いろいろな手技であったりを自分で学んで取捨選択をしていくのが大事なので手技が偏った病院はおすすめしません
あとは個人的にはリハビリ室の治療台(ベッド)に患者さんを寝かしているスタッフが多い職場はあまりおすすめしません
古風な感じというかあまり新しいことを取り入れないような
勉強をあまりしない職場なのかなと言った印象をうけてしまいます
そういうわけで新卒で入るにはあまりおすすめできないというわけです
病院見学で聞いておいたほうがいい4つのポイント
見学が終われば緊張する質問タイムが始まります
自分でなかなか思いつかないときは
今から解説する点だけでも質問するようにしましょう
そこから話が広がる可能性もありますからね
スタッフの経験年数や年齢
リハビリ部門のスタッフの経験年数や年齢は必ず聞いておきましょう
ここで気にするのは年数が偏りなく揃っているかどうかです
1年目から3年目の若手が多く中堅世代があまりいなくて10年以上のベテランが複数いるような職場は注意が必要です
ある程度経験をつんだらやめていく人が多いということです
職場の環境が悪い可能性が非常に高いです
それは人間関係なのかもしれないですし
給与面を含めた待遇面があまり良くないのかもしれません
男女比も聞いておくといいかもしれません
特に女性は聞いておくべきです
女性の場合出産や育児で産休や育休をとることがあるかもしれません
そういった休みを取りやすい職場なのか
その後復帰しやすい職場なのかは女性スタッフの人数でなんとなくわかります
新人教育について
入職してからの教育がしっかりしているのかは意識しておく必要があります
特に勉強熱心な方は必ず聞いておきましょう
システム化している病院もありますのでそういう病院は安心できますね
ある程度自由に勉強させてくれる病院なのか
大学のカリキュラムのようにスケジュールが決まっているのか病院なのか
どちらがいいかは個人個人で違います
自分に合うと思う病院を選ぶといいと思います
学会や講習会の補助が出るのか
理学療法士は資格取得後も勉強をし続けなくてはなりません
学会参加や講習会への参加は避けられません
- 交通費と参加費がでるのか
- 交通費だけ出るのか
- 上限があるのか
聞いておくといいと思います
地方の学会とかは交通費だけでもけっこうかかりますからね
有給休暇や残業について
- 年間の公休がどれくらいなのか
- 有給休暇の取得率はどうなのか
- 月々の残業時間はどのくらいなのか
働く条件としてこの3つは聞いておいたほうがいいと思います
求人票に記載されていることが多いと思いますが
実際どの程度なのか直接聞いておくべきです
公休に関しては年間110日程度を基準としてもいいかもしれません
公休が少ないほど有給休暇がどれくらい取りやすいのかは重要になります
月々の残業時間も大事です
別に仕事があれば残ることもいいんですけど
職場によってはだらだらと残業するのが習慣になっていたり
長く残ることが仕事頑張ってる証拠みたいな風潮がある病院もあります
そういう職場はあまりおすすめしません
なぜかというと
時間内に終わらせるスケジュール管理の能力であったり
優先順位をつける能力であったり
そういう仕事上で重要なスキルが全く身につかなくなってしまうからです
今後転職などすると環境が変わったときに苦労することになると思います
あとは純粋に残業少ないほうがプライベートが充実して楽しいですしね
プライベートな時間を趣味でもいいし勉強してもいいし仕事以外の時間の充実は人生において非常に大事だと思います
まとめ 病院見学では少なくとも意識しておくべきポイント
職員同士のコミュニケーション
病院の整理整頓
リハビリスタッフの対応
リハビリ場面
スタッフの経験年数や年齢など
新人教育について
学会などの補助はでるのか
休暇や残業について
ここにあげたそれぞれ4つのポイントは必ずチェックしておくことをおすすめします
あとは自分の中で職場に求める条件でいろいろ質問などを考えられるといいですね
せっかくの病院見学を有意義なものにするためにこの記事を参考にしていただけると嬉しいです
それでは
今回もここまで読んでいただきありがとうございました!