こんにちは となりの理学療法士 keiです
病院に勤める理学療法士は医療従事者ではありますが
病院から給料をもらうサラリーマンのようなものです
サラリーマンが仕事をする上では年収は大事です
給料が安かったりすると仕事のモチベーションも上がらないですからね
実際に理学療法士を辞めたい理由の第1位は給料が安いことみたいです
理学療法士の平均的な年収は医療職のなかでは平均的でも
一般の職業も含めると低めなので
いかに稼ぐ力をつけていくかがとても重要です
もちろん医療従事者は患者さんのことを第一に考えなくてはいけないですが
年収は多い方が仕事のモチベーションにつながって
よりよい対応ができるようになるはずです
結果的に患者さんへのメリットもあるということです
この記事では
理学療法士の年収をアップするために意識しておくことと
具体的な方法を解説していきます
年収を上げたい病院勤めの理学療法士の方
給料で悩んでいる理学療法士の方
病院勤めの理学療法士が年収を上げるために意識すること
理学療法士が年収を上げるための具体的な方法
僕は今から解説する内容を実践して
ありがたいことに一般企業をいれた平均年収よりも多く稼ぐ事ができているので参考になると思います
安心してご覧下さい
ちなみにフリーランスや開業している理学療法士の方向けではないので注意して下さい
理学療法士の収入をアップする上で意識しておくこと
病院勤めの理学療法士の顧客とは?
まずは具体的な方法ではないですが意識しておいた方が良いことを解説します
患者さんや利用者さんというのは僕らを雇用してくれている病院や施設の顧客であって
僕ら理学療法士個人個人の顧客ではありません
僕たちは患者さんから直接給料を頂いているわけではなく
病院から月々であったり年俸制だったりして給料をいただいています
要するに理学療法士の顧客というのは雇い主の病院や施設ということです
病院に僕たち理学療法士のスキルを提供し給料をもらうわけです
転職ということを考えるのであればいろんな病院=顧客に自分を評価してもらって価値をつけてもらうってことですね
要するに年収を上げるためには給料を支払ってくれる病院にアピールすることが大事だということです
いくら患者さんを熱心に治療したりしても直接給料アップにはつながりません
給料アップのために僕たちがアピールするのは病院に対してです
この意識が大事です!
これは患者さんの治療はこだわらなくて良いって言っているわけではありません
患者さんの治療にベストを尽くすのは当然のこととして
そのうえで給料アップのためにどうするかということです
給料アップのための具体的なステップを踏んでいくことは
自身の理学療法士のスキルアップにもつながるので
患者さんへも還元されるはずです
リハビリは時間で稼ぐ
リハビリテーションていうのは20分間で1単位という
時間で値段が決まってます
これは新人理学療法士でも超ベテラン理学療法士でも一緒です
そして単位は1日で24単位、週108単位と決まっています
上限があるんですね
ということは1人の理学療法士が稼げる量が決まってしまっているということです
そのため新人でも超ベテランでも同じ単位数やってくれれば病院的にはどっちでもいいわけです
しかも人件費は新人のほうが安いですから病院にとっては新人の方がありがたいのかもしれません
じゃあどうすればいいんだよ!これじゃ給料なんて上がるわけないじゃない!
自分に単位をとる事以外の付加価値を身につけるしかありません
自分は患者さんのリハビリ以外にも病院の役に立てますよ!って
自分を雇うメリットを病院にアピールするしか無いですね!
病院勤めの理学療法士が給料アップのためにすること
就業規則を確認する
まず病院によっては昇給の基準が定められているところがあります
その場合はそれに沿って実績を積んでいくことが近道です
大半の理学療法士は就業規則など確認していないことが多いので
それだけでも一歩リードです!
たとえば学会発表を実績として評価する場合もあれば
保有資格で評価される場合もあります
一切評価されない方向でがんばっても
自分はこんなにやってるのに評価してくれない!
っていう自身の努力と病院からの評価のギャップでモチベーションが上がらなくなってしまいます
たとえば患者さんをたくさん担当しても
病院が「研究実績を評価しますよー」と言ってたとしたら
評価されるわけ無いですよね
「何で上がらないんだ!」っていったら
「研究してないからです」ってそれだけです
病院側からすればこういう人材を評価しますよ!って
言ってくれてるのにそれを知らずに文句を言うのは違いますよね
関連資格を取得する
理学療法士に関連する資格を取得しましょう
病院に向けて自分を評価してもらいたいとき
資格というのは非常にわかりやすいです
自分はこんな資格を持っているんだから評価してくれ!ってことですね
特に病院が患者さんへ向けて宣伝につかえるような資格を持っていると評価されやすいかもしれないです
たとえば循環器の病院であれば
ってなったらよく分からなくても専門家がいるんだってなります
資格の例としては
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
- 心臓リハビリテーション指導士
- 腎臓リハビリテーション指導士
- 3学科合同呼吸療法認定士
- 日本糖尿病療養指導士(地方もあり)
- NST専門療法士
- 認知症ケア専門士
などなどこの他にもいろいろあります
こういった資格から自分の興味のある分野であったり病院の特徴とあった資格を取得してみましょう
資格を取るには勉強が必要なので資格をとる過程も含めて自分自身のスキルアップにつながるはずです
僕の個人的な印象としては
認定理学療法士や専門理学療法士というのは理学療法士協会の資格であるため理学療法士の中では知名度は高いですが医師や病院などからすればそこまで重視されないこともあります
多職種に知名度のある資格を狙うほうが効率はいいです
ただ理学療法士協会で立場を上げたいのであれば認定や専門は必須です!
学会発表など研究実績を作ろう
現在の理学療法士業界というのは研究ニーズが非常に高いです
また研究実績というのは病院の宣伝にもなります
ということは病院に対するアピールになるって事です
病院ごとの規定を確認する必要がありますが
研究発表は理学療法士が年収アップを意識する上で
取り入れるべき方法の一つであることは確かです
副業をする
これは病院からもらう給料を上げるというわけではないですが
副業が禁止されていなければ大幅に年収をアップ出来る手段です
起業するのはハードルが高いと思うので気軽に行えるのはアルバイトですね
訪問リハビリステーションなどであれば求人もけっこうあるので
アルバイトをしている人も多いです
ただアルバイトって言うのは本業の方の休みの日に行うので体力的にかなりしんどいです
年齢が若いときであればそんなに負担ではないのですが年齢をかさねると結構辛いです
時間の切り売りになってしまうのでこの方法を頼りにするのはお勧めしません
直ぐに年収を上げたいっていう場合には効果的です
起業するのであれば今の流行だと動画配信などで稼ぐのも一つかもしれないですね
転職する
現在の職場に不満があるのであればこの方法がおすすめです
他の顧客に自分を売り込み値段をつけてもらうわけです
うまくやれば大幅に年収を上げることができます
転職というのは自分を他の病院に売り込まないといけないので
自分の価値を高めておかないと年収アップは望めません
そのために資格取得や研究実績が必要です
- 患者さんをたくさん担当してました!
- 患者さんからの人気がありました!
というのは何の実績にもなりません
転職で給料アップを狙う場合はわかりやすい実績を積み重ねましょう
転職エージェントを使うとより良いかもしれないですね
僕自身も心臓リハビリテーション指導士とかをもっていたので
転職活動を有利に進めることができ年収アップにつながりました
まとめ 年収アップのための具体的なステップ
まず病院勤めの理学療法士は会社員です
アピールの方向を間違えないように注意しましょう
年収アップの具体的なステップとしては
- 就業規則を確認
- 資格取得や研究で実績を積む
- 副業
- 転職
まず規定を確認し,資格取得や研究発表で実績をつんでいきましょう
それでもなかなか満足のいく待遇に変わらないときは
転職や副業をすすめていくのが良いと思います
理学療法士は給料が安いと言われていますが
知識をつけて実践していけば年収アップは十分可能です
それでは
今回もここまで読んで頂き有り難う御座いました!